聖書 | ページ 3 | メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-

聖書

聖人

聖ヒエロニムスの絵画16点。聖書をラテン語に翻訳し、ライオンを助けた過激な聖人

聖ヒエロニムス(347年頃―420年)は聖職者と神学者であり、聖書をラテン語に翻訳しました。本名はエウセビウス・ソポロニウス・ヒエロニムス。 彼は現在クロアチアになっている地帯ダルマティアに生まれました。始めはキリスト教に興味がなく、古典を...
新約聖書

キリストの洗礼の絵画15点。救世主イエスはヨハネから洗礼を受け、神の声を聞く

キリストが30歳になった時、ヨルダン川のほとりに預言者が現れたという噂が立ちました。その預言者は人々に「神の国は近付いている、準備しなさい」と告げ、洗礼を授けているそうです。 キリストは出番が近付いていることを悟り、川へと向かいました。預言...
新約聖書

キリストの誘惑 (荒野の誘惑) の絵画15点。救世主は悪魔サタンの甘言を拒否する

キリストの誘惑(荒野の誘惑)は、イエス・キリストが悪魔の誘惑を退けた新約聖書のエピソードです。 ヨルダン川でヨハネから洗礼を受けた後、キリストは聖霊によって40日間荒野に送られました。その間何も口にすることはなく、救世主は酷く飢えていました...
新約聖書

商人を打ち倒すキリストの絵画15点。神殿内で鞭を振り、動物や金を蹴散らし大暴れ

常に冷静で温厚なキリストだってブチ切れる時はあります。新約聖書において、キリストが大暴れする衝撃的なお話があるのです。 キリストと弟子たちはイスラエルへ行った際、「過ぎ越し祭」が賑やかに行われていました。祈りを捧げる神殿内も人でごった返して...
新約聖書

エジプトへの逃避行の絵画15点。聖母マリアは夫とキリストを連れ、故郷から逃げる

エジプトへの逃避行はマタイの福音書にある、新約聖書の物語の一つです。 ある日、ヘロデ王はユダヤの新王がベツレヘムにて誕生したことを予言で知ります。玉座を死守したいヘロデ王は、新王となる者を殺そうと、町に住む二歳以下の全ての幼児を殺すよう命じ...
新約聖書

新約聖書の幼児虐殺の絵画14点。救世主の到来を恐れたヘロデ王は暴挙に走る

幼児虐殺は新約聖書の物語の一つです。英語ではMassacre of the Innocents(罪なき者の虐殺)と言います。 マタイの福音書によれば、ユダヤのヘロデ王は東方の賢者たちから新しいユダヤの王が生まれたことを知ります。彼は地位が奪...
旧約聖書

旧約聖書のヤエルの絵画14点。金槌で頭に釘を打って将軍を倒した、勇敢な女性

旧約聖書の「士師記」に登場するヤエルは、将軍の頭を釘で打って倒した女性です。 当時、カナンとイスラエルは争っていました。イスラエルが勝った時、カナンの将軍シセラはヤエルの天幕の中へ逃げ込みました。ヤエルはへベルの妻であり、夫はカナンの王と知...
新約聖書

聖母の戴冠の絵画12点。昇天したマリアは神とイエス・キリストに王冠を授けられる

「聖母戴冠」は、マリアが天上で神によって王冠を授けられている絵画のことを指します。 聖書にはそのような記述はありませんが、マリアは死して三日後に復活を果たし、天国へと昇って行ったとされています。そこで彼女は戴冠を受けるのです。王冠を授ける者...
新約聖書

聖母の被昇天の絵画12点。マリアは死後、天使に連れられて天国へと上昇する

カトリック教において、聖母マリアは亡くなったあと三日後に復活し、天国へ昇天したとされています。 「聖母の被昇天」と呼ばれるマリアの復活の場面はたくさんの画家に描かれ、ルネサンスやバロック時代を中心に残されています。伝説では三日後に聖トマスら...
新約聖書

聖母マリアの死の絵画12点。キリストの母は永遠の眠りについて天国へ昇っていく

キリスト正教会によると、マリアは晩年をエルサレムで過ごしたとされています。彼女は己の死が近いことを悟って近辺の整理をし、その訪れを待ちました。すると、ばらばらに旅をしていた12使徒全員が家を訪ね、悲しんで口々に別れを惜しみました。マリアは最...
新約聖書

「この人を見よ(エッケ・ホモ)」の絵画15選。ピラトに示されたキリストは民衆に晒される

「エッケ・ホモ」はラテン語で「この人を見よ」という意味であり、ローマ帝国の総督ピラトが発した言葉です。 キリストは有罪となって磔刑を宣告され、鞭を打たれて茨冠を被せられました。そしてうるさく騒ぎ立てる民衆の前に引き出されました。その時にピラ...
旧約聖書

旧約聖書のソドムとゴモラの絵画13点。ロトの家族は天罰で滅びゆく都市を脱出する

ソドムとゴモラは旧約聖書に登場する、天罰を受けて滅亡してしまった都市です。 この二つの都市は堕落しきっていた為に、神は滅ぼすことに決めました。預言者アブラハムは救済を願い出たので、神は「なら、正しき者は救おう」と二人の御使いを送り出します。...
新約聖書

「我に触れるな」の絵画16点。復活したキリストがマグダラのマリアへ告げた言葉

「我に触れるな(ノリ・メ・タンゲレ)」はキリストが復活した後、最初に出会ったマグダラのマリアに向かって放った言葉です。 ヨハネの福音書によれば、キリストが埋葬された墓地へマグダラのマリアと女たちが行くと、墓が暴かれているのを目の当たりにしま...
新約聖書

反キリスト(アンチキリスト)の絵画14点。終末に現れる、獣の数字を持つ邪なる存在

反キリストは邪悪なる偽の救世主のことを指します。 キリストが善なら彼は悪。真実に反し、悪魔の具現化した存在だとされています。反キリストを象徴している獣の数字666は有名ですね。ヨハネの黙示録において、反キリストと悪の王たちは嘘の説教で人々を...
旧約聖書

のこぎりで切られて殉教したイザヤの絵画12点。真っ二つになってしまった預言者

「イザヤ書」の著者であるイザヤは、紀元前8世紀頃に生きた預言者です。 彼はイスラエル王国に対する神の裁きと救済、メシアの到来などを預言し、信仰や罪の悔い改めを説きました。イザヤの死について確かなことは分かりませんが、初期キリスト教時代に執筆...
旧約聖書

旧約聖書の預言者イザヤの絵画12点。イザヤ書を手掛け、神の裁きを伝えた者

イザヤは紀元前8世紀頃の預言者で、旧約聖書の「イザヤ書」の著者です。 名前はヘブライ語で「ヤハウェの救済」を意味します。ユダ王国後期に生きた彼は、王国の不実性を批判し、神の激しい天罰と後の復興を預言しました。イザヤは神の裁きと救済を強調し、...
旧約聖書

旧約聖書のヨブ記の絵画13点。神と悪魔の賭けにより理不尽な仕打ちを受けた善人

旧約聖書の「ヨブ記」は、善人ヨブが理不尽な苦難を負わせられる物語です。 ヨブは正しい人でした。10名の子供がおり、彼は人生に満足を感じていました。一方、天界では神とサタンと御使い達が集まっていました。サタンは「ヨブの信仰心はまやかしで、偽善...
新約聖書

世界の救世主という主題のキリストの肖像画14選。ダ・ヴィンチも描いた宗教モチーフ

「Salvator Mundi (サルヴァトール・ムンディ)」は世界の救世主という意味のラテン語で、右手は祝福の印、左手は世界を象徴する球体を持ったキリストを描いた宗教的な主題を指します。このテーマは特に北方ルネサンスの者達に人気があり、ル...
生と死

西洋キリスト教の地獄の絵画12選。悪魔は罪人を捕らえ、永遠に責め苦を与える

キリスト教における地獄は、生前罪を犯した者へ罰を与える場所です。 英語の「ヘル」は北欧神話の冥界を総べる女神ヘルから由来していますが、地獄は神話における冥界とは異なり、悪魔が罪人を酷く拷問し、責め苦を与えています。地獄へ落ちた者は天界へは決...
聖人

キリスト教の聖ロクスの絵画12点。ペスト(黒死病)から身を守ってくれる守護聖人

聖ロクスは1295年 - 1327年に生きたカトリック教会の聖人です。 ペストから守護してくれると考えられていた為、人気のあった聖人でした。ロクスはフランスの総督として生まれましたが、20歳の時に全財産を寄付してローマ巡礼の旅に出ました。ロ...