メメント・モリ -西洋美術の謎と闇- | ページ 5 | ダークサイドの西洋美術にまつわる絵画をご紹介
古典文学

ミルトン「失楽園」の絵画12点。天使と悪魔の争いとアダムとイブの愛を書いた叙事詩

「失楽園」はイギリスの17世紀の詩人ジョン・ミルトンによって書かれた叙事詩です。 旧約聖書の「創世記」を踏襲しており、神に反抗心を持つルシファー(サタン)は志を同じくする天使と共に神に反逆し、敗北して堕天使(悪魔)となります。ルシファーは悪...
古典文学

シャロットの乙女(エレイン)の絵画13点。ランスロット卿の愛を得られず命果てた美女

シャロットの乙女は、愛の為に外へ出たものの呪いによって命を落とした悲劇の物語です。 19世紀の詩人アルフレッド・テニスンの詩によると、シャロット姫は外の世界を直に見ると死ぬという呪いがかけられていました。外は鏡を通してでしか見られず、彼女は...
ギリシャ神話

ヴィーナスの誕生の絵画13点。原初の神と泡より産まれ出た、愛の女神の大行進

ヴィーナスの誕生は、ギリシャ神話の女神ヴィーナス(アフロディテ)が誕生する場面の事を指します。 ヘシオドスの「神統記」によると、地母神ガイアは末子クロノスに鎌を渡し、夫である原初の王ウラノスの急所を切り落とすよう命じました。クロノスは父親の...
新約聖書

十二使徒の足を洗うキリスト(洗足式)の絵画13点。立場なく清め合う美徳のたとえ

洗足式は最後の晩餐の際、イエス・キリストが弟子の足を洗ったという記述により生じた儀式です。地位や立場関係なく互いの身を清め、徳を高め合おうという意味が込められています。 新訳聖書によると、過ぎ越し祭が行われる木曜日、キリストと十二使徒達は食...
ヒエロニムス・ボス

トゥヌクダルスの幻視の絵画13点。ヒエロニムス・ボスも読んだとされる異世界幻視譚

トゥヌクダルスの幻視(トゥンダルの幻視)は、12世紀頃にアイルランド人の修道士マルクスが執筆したとされる物語です。不道徳な貴族騎士の青年トゥヌクダルスが意識を失い、天使に導かれて地獄と天国を目の当たりにし、悔い改めて目覚めるといった内容とな...
ギリシャ神話

ペガサスの絵画13点。メデューサより産まれ、英雄を乗せて大空を飛翔する天馬

ペガサス(ペガソス)はギリシャ神話に登場する幻獣で、翼を持った天駆ける天馬です。 ペガサスは海神ポセイドンとメデューサの間より生まれたとされています。一説によると、ポセイドンとメデューサはアテネの神殿で情事を行った為にアテネの怒りを受け、メ...
新約聖書

賢い乙女と愚かな乙女の絵画13点。準備や勉学を怠るなかれというキリスト教の逸話

賢い乙女と愚かな乙女(十人の処女たちのたとえ)は、日頃からの準備や勤勉を怠るなかれという警句が込められたイエス・キリストのたとえ話です。 灯を持って花婿をむかえる10名の乙女がおり、5名は賢く5名は愚かな乙女でした。賢い乙女は灯の他に油を持...
中世・ルネサンス

トーナメント(馬上槍試合)の絵画13点。中世に流行った騎士による命がけの真剣勝負

トーナメント(馬上槍試合)は中世時代に流行った、騎士の技術を争う模擬戦です。 日本語では馬上槍試合と言われていますが、団体戦や個人戦、馬上戦から徒歩戦、槍以外の武器の使用など様々なバリエーションがありました。団体戦はトゥルヌイ、個人戦はジョ...
古典文学

エルサレム解放の絵画13点。イタリア詩人タッソ作の、十字軍と宗教と愛の叙事詩

「エルサレム解放 (解放されたエルサレム)」は1581年に出版された、イタリア詩人トルクァート・タッソ作の叙事詩です。第一回十字軍へ赴くキリスト教の騎士たちが、エルサレムを奪い返す為にムスリムと戦ったり、恋に落ちたりする様子が書かれています...
絵画

聖家族の絵画13点。幼子イエスと聖母マリア、ヨセフを中心に様々な聖人が集う作品

聖家族はキリスト教美術のテーマの一つであり、幼子イエス・キリストと聖母マリア、養父ヨセフが描かれている場面の事を指します。彼等以外にもマリアの母アンナや洗礼者ヨハネ、その他の聖人達が加えられている場合もあります。 幼少期のキリストの記述はそ...
ギリシャ神話

ヘラクレスとオムパレーの絵画14点。女装豪傑とワイルド女王のカオスめいたお姿

ヘラクレスとオムパレーはギリシア神話に登場する、力自慢の英雄とリューディアの女王です。 ある日、ヘラクレスは女神ヘラに狂気を吹き込まれ、親友イピトスを殺めてしまいます。それ故に病を患ってしまい、ヘラクレスはデルポイに訪れて神託を受けようとし...
未分類

聖エラスムスの絵画14点。拷問に耐えたが、巻き取り棒で腸を出されて殉教した聖人

聖エラスムスは3~4世紀頃に生きたとされる、カトリックの聖人です。アンティオキアのエラスムスとも呼ばれ、生きながらに腸を巻き取られて殉教したとされています。 聖エラスムスはシリアのアンティオキアの司祭でした。彼はキリスト教を迫害しているロー...
ギリシャ神話

化粧するヴィーナスの絵画13点。鏡を見つめ、侍女に身支度をさせる美を司る女神

化粧するヴィーナス (The Toilet of Venus) は、ルネサンスからバロック、ロココ時代に流行った絵画テーマです。 化粧をしているのではなく、鏡を見たり、キューピッドや侍女に身だしなみを整えさせている美の女神ヴィーナスとして描...
中世・ルネサンス

老人と美女の絵画13点。金品と欲望の皮肉に満ちた、フランドルで流行した絵画主題

年の差婚。現代でもあまりにも年の離れたカップルは話題となり、様々な詮索を受ける対象となりがちですね。 当時の西洋では、現代以上に年の差婚が行われておりました。純粋な恋愛による年の差婚はあまりおらず、国政や貴族の血統の権力によるものだったり、...
新約聖書

ロンギヌスの槍に関する絵画13点。キリストを突き刺したローマ兵の伝説なる聖遺物

ロンギヌスの槍は、キリストの磔刑時において彼が息を引き取ったのかを確認する為に、脇腹を刺したとされている槍です。聖槍とも呼ばれています。 伝説によると、槍の所有者であるロンギヌスはローマ兵であり白内障を患っていました。槍を脇腹に刺したところ...
画家

レンブラント・ファン・レインの絵画13点。光と影を追究し、栄誉と転落を味わった画家

レンブラント・ハルメンソーン・ファン・レイン(1606-69)は、バロック期のネーデルラント(現オランダ)出身の画家です。「光と影の魔術師」という異名を持ち、明暗を強調した画風で知られています。 8番目の子として生まれたレンブラントは161...
旧約聖書

天地創造の絵画13点。唯一神は6日の間に天地と動物、アダムとイブを創造する

旧約聖書の「創世記」よると、世界は6日間の間に神によって創造されたとされています。 1日目は宇宙と地球、昼夜を形作り、2日目は天空、3日目には大地と海、植物を創造します。そして4日目には太陽と月と星が生まれ、5日目には魚と鳥、6日目には獣と...
古典文学

夏の夜の夢の絵画13点。人間と妖精が織りなすシェイクスピアのあべこべ恋愛喜劇

夏の夜の夢は、16世紀後半にウィリアム・シェイクスピアによって作られた喜劇です。 貴族の娘ハーミアはライサンダーを愛しているものの、彼女の父親は「許嫁ディミートリアスと結婚しろ!さもなくば死刑か修道女だ!」と言い、その事をアテネの公爵シーシ...
聖人

聖ウルスラの絵画13点。ローマ巡礼後のケルンで大勢の乙女と共に殉教した聖女

聖ウルスラは4世紀頃に生きたとされる、ブリタニア出身の伝説の聖女です。 「黄金伝説」によると、ブリトン人の王の娘であったウルスラは、異教徒であるイングランドの王子に求愛されます。彼女は結婚を承諾する条件として、「キリスト教徒に改宗する」「十...
新約聖書

ペトロの否認の絵画13点。鶏の鳴く前に私はキリストの仲間ではないと三度宣言する

ペトロ(ペテロ)の否認は、キリストがユダヤ側に捕まった際に、女中の「貴方も仲間だろう」という言葉に対し、ペトロが三度「違う」と宣言してしまった事件のことです。 最後の晩餐の時、キリストは十二使徒のペトロに対して「貴方は鶏が鳴く前に、三度私の...