聖書 | ページ 2 | メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-

聖書

旧約聖書

ダヴィデに怒るサウルの絵画13点。嫉妬に狂った王が音楽を奏でる少年に牙を向く

旧約聖書に登場するダヴィデとサウルは、神に選ばれし誠実な少年と王位に執着するイスラエル王です。 神に見放されて悪霊に苦しめられていたサウルの為に、部下は竪琴の名手を呼んで音楽を奏でてもらう事にしました。そこで呼ばれたのがダヴィデで、彼が弾く...
旧約聖書

サウルとヨナタンの絵画13点。ダヴィデを憎悪した王と、親友となった心優しき王子

旧約聖書の「サムエル記」に登場するサウルとヨナタンは、紀元前10世紀頃に生きたとされるイスラエル王国の初代の王と王子です。 預言者サムエルがイスラエルの民を率いていた頃、王が欲しいという声が民から上がりました。サムエルは神の指示を頼りに王を...
旧約聖書

ヨセフとポティファルの妻の絵画14点。誘惑を拒否して濡れ衣を着せられた美青年

前回に引き続きヨセフに関するストーリーです。 父ヤコブの寵愛を受けていた為、嫉妬した兄達によって隊商へと売られてしまったヨセフ。彼はそこからエジプトへと渡り、彼は王宮の侍従長ポティファルの下僕となります。真面目に働いたヨセフはポティファルに...
旧約聖書

旧約聖書ヤコブの息子ヨセフの絵画13点。兄弟に売られエジプトの宰相となった青年

旧約聖書に登場するヨセフは、兄達に売られてエジプトで夢説きを行い、宰相となって人々を飢饉から救った青年です。 ヤコブとラケルとの間に生まれたヨセフ。彼には弟ベニヤミンと、11人の異母兄姉がいました。父親がヨセフばかりを可愛がるので兄達は嫉妬...
歴史

隠者の絵画13点。俗世から離れ、洞窟や廃墟で祈りを捧げ瞑想を行う世捨て人の姿

隠者は世俗との関係を一切断って生活する人の事を指します。 キリスト教で一番始めに隠者となった人物はテーベのパウロとされ、「初代隠者聖パウロ」と呼ばれています。使徒の聖パウロとは別の人物となります。キリスト教に根差した隠者たちは多くの場合、砂...
新約聖書

キリストと罪の女の絵画13点。罪が無い者が石を投げよと告げ、女性を救った物語

この物語はヨハネの福音書に見られ、キリストが姦通の罪を犯した女性を庇い「罪のない者だけが石を投げよ」と言って周囲を黙らせた物語です。 ある日、キリストが宮で話していると、律法学者やファリサイ派の人達が一人の女性を連れてきて、こう言いました。...
旧約聖書

ダヴィデの子アブサロムの絵画14点。父に謀反して長髪が仇となり絶命した美青年

旧約聖書の「サムエル記」に登場するアブサロムは、イスラエル王ダヴィデの三男です。彼はかなりの美貌を有しており、中でも滑らかな長髪を自慢にしていました。 ある日、異母兄であるアムノンが妹のタマルに乱暴を働き、アブサロムは激怒しました。その事を...
聖人

聖フロリアンの絵画13点。火炙りされて川に沈められた、消防を司る軍司令官の聖人

聖フロリアン(聖フロリアヌス)はローマ帝国時代の聖人です。 現在のドイツ・バイエルン地方の軍司令官であった彼は、消防団も率いていました。帝国側はキリスト教の崇拝を辞めさせる為にアキリヌスを送り出しました。アキリアヌスはローマの神々の信仰を強...
旧約聖書

旧約聖書エステル記の絵画13点。ハマンの陰謀からユダヤ人を救ったペルシャの妃

エステル記は旧約聖書の一つで、ペルシャの妃となったユダヤ人エステルが知恵を使って民族を守る物語です。 モルデカイの養女エステルは、父の勧めによりペルシャ王アハシュエロス(クセルクセス1世)の後妻に選ばれる事になりました。王はアガグ人(古代パ...
新約聖書

キリストの十字架降下の絵画13点。救世主の死に嘆き悲しむ二人のマリアと信者達

キリストの十字架降下は、磔刑されたキリストを降ろし、悲しんでいる主題の事を指します。 アリマタヤの町にヨセフという人がいました。彼はキリストの遺体を引き取らせて欲しい、とローマ帝国の総督ピラトに頼んだのです。その他の正しい人達もキリストの為...
新約聖書

キリストの磔刑の絵画13点。十字架に釘で磔にされ、処刑される悲痛なる救世主の姿

キリストの磔刑は、救世主イエスが磔にされて処刑されてしまう場面を表したものであり、キリスト教の中で一番重要なシーンと言えます。 イスカリオテのユダに裏切られ、ユダヤ教の司祭達に捕らえられてしまったキリスト。一方的に裁判に掛けられ、死罪判決と...
新約聖書

イスカリオテのユダの絵画14点。キリストを銀貨30枚で売った裏切者の悲しき人生

イスカリオテのユダはキリストを銀貨で売ったとされる、キリスト教最大の裏切者と知られている者です。他にもユダと言う名の者がいる為、出身地カリオテからとって「イスカリオテのユダ」と呼ばれています。 「マタイの福音書」によると、ユダは十二使徒の一...
聖人

アレキサンドリアの聖カタリナの絵画14点。車輪の拷問器具を壊した知的な聖女

アレクサンドリアの聖カタリナ(287-305年)は「十四救難聖人」に数えられる聖女です。シエナの聖カタリナという同名の聖女がいる為、アレクサンドリアと出身地を前に付けて区別しています。 アルメニア王の娘として生まれた彼女は最高の教育を受け、...
新約聖書

よきサマリア人の絵画13点。永遠の命や隣人愛とは何かを問う、キリスト教のたとえ

「よきサマリア人のたとえ」は新約聖書のルカの福音書に記されている、キリストが語った永遠の命や隣人愛に関するたとえ話です。 ある日の事。律法学者はキリストを試してみようと、「何をしたら永遠の命が得られるのですか?」と問い掛けました。それに対し...
中世・ルネサンス

祭壇画の開閉した全貌はこちら。ゲントやイーゼンハイム、最後の審判などの外側

中世ルネサンス時代に多く製作され、美しく教会や修道院を飾った祭壇画。 二連、三連、多翼型と色々祭壇画にも種類があります。翼状になった祭壇画は畳むことができ、ミサを行っていない時間は閉じられていたそうです。もちろん閉じられた部分にも絵が描いて...
神話・伝承

ドラゴン(竜)の絵画13点。西洋では邪悪な怪物として、聖者や英雄に虐められる存在

東洋では古来より“神の使い”とされ、信仰の対象ともなっているドラゴン(竜)。 現代の創作物語においてもドラゴンは神聖な存在とされ、主人公の願いを叶えたり、その背中に乗せたりします。敵として出て来たとしても、ボスレベルでかなり強い設定となって...
新約聖書

キリストの嘲笑の絵画15点。囚われの救世主は、民衆に野次られ攻撃されてしまう

「キリストの嘲笑」は、民衆たちによって嘲笑されるキリストを描いた作品を指します。 裏切者ユダによってキリストは逮捕され、懐疑の目を向ける民衆たちの前に晒られてしまいます。大司祭に「お前が神の子ならば奇跡を起こしてみせよ」と言われ、「嘘なんだ...
旧約聖書

ヤコブとエサウの絵画15点。旧約聖書の双子の兄弟は、長子権が原因で仲違いする

エサウとヤコブは、旧約聖書の「創世記」に登場する双子の兄弟です。 父はイサク、母はリベカで、父は狩りを得意とするエサウを可愛がり、母は羊の世話をするヤコブを可愛がっていました。本当なら兄であるエサウが長子の権利を得るはずでしたが、エサウは空...
旧約聖書

ギデオンの絵画14点。旧約聖書の士師記に現る、神の導きでイスラエルを救った者

ギデオンは旧約聖書の「士師記」に登場する、イスラエルを救ったヘブライ人の指導者です。 イスラエルは40年間平和であったものの、人々が神をないがしろにするようになりました。すると、ミディアン人が攻めてきて征服してしまったのです。イスラエルの人...
聖人

聖女アポロニアの絵画14点。歯を全部抜かれて殉教した、歯にまつわる守護聖人

アポロニアはローマ時代のアレクサンドリア(エジプト)で、歯を抜かれて殉教した聖女です。 彼女はキリスト教会内で非常に尊敬を集めていました。しかし、248年のローマ建国1000年祭の式典で、詩人が「災難が降りかかるだろう」と予言します。それに...