3D変換フリーソフトを使って、ヒエロニムス・ボスの怪物を立体化してみました! | メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-

3D変換フリーソフトを使って、ヒエロニムス・ボスの怪物を立体化してみました!

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 ネットで調べものをしていたら、偶然に「Donuts!」という3D変換ソフトを発見しました。
 だいぶ古いソフトですが、「Donuts!」は2Dの画像をぽちっと選択するだけで、3Dな立体的になってしまうというフリーソフト。面白そうだったのでダウンロードし、ヒエロニムス・ボスの怪物たちでどのようになるのか試してみました。その結果・・・色々と面白いことになりました(/ω\;)
 フリーソフト「Donuts!」で3Dに変換されたボスの怪物たちをご覧ください。

 

こちらの怪物たちにご協力いただきました

 ボスの絵画に登場する、11種類の人物や怪物たちを選びました。
 なお、こちらの画像はJPEGですが、このフリーソフトの画像形式はBMPのみしか受け付けません。BMP形式にして、それぞれ単独の画像を用意しました。大きさは150×300とか、400×300とかそのくらいです。

 

操作画面

ダウンロードすれば、面倒な手続きもなしに直ぐに開始できます。
画面はこのような感じになります。左が操作画面、右がレビュー画面です。

1. 左下の「画像追加」を押して、使用したい画像を選ぶ。(BMP形式のみ)
2. 上のグラフを動かして、光源やポリゴン数、膨らみなどを調節する。
3. 必要なら背景を挿入する。(BMP形式のみ)
4. 「2D〈―〉3D」を押して、画像を3D化する。
5. 気に入れば完成!操作画面右下で保存。
6. 気に入らなければ、操作画面右上にあるクリアマークを押して、やり直し。

 3D化した後に、グラフを色々といじって「2D〈―〉3D」ボタンを押し直しても変化がなかったので、やり直したい場合は一度画像を削除する必要があると思います。少なくとも私はそうやってしまいました。違うのかな・・・。3D化した画像は、向きを360度変化させることができます。マウスの動かし方によって、ぐるぐる回ります。(場所移動はできません)
 色々と試行錯誤のすえ、怪物はこのようになりました!

 

こんな感じになりました!

「画像追加」で何回も選ぶと、画面に好きな数だけ画像を配置できます。
レターバードがまん丸の小鳥ちゃんみたいになりました(笑)
園の塔は、少しいい感じに丸みを帯びているように見えます。

背景を快楽の園にしてみました。快楽の園の真ん中にたたずむ、
暴食の鳥さん。色々とバグっていますが、多めに見ると立体的です。

立体の切れ目部分の白いのがどうしても直らず、そのままにしてしまいました。
画像のぼやけによって、色抜きが上手にできなかったのです・・・。
白いバグを少しでもごまかす為、背景を500×500の白に設定してあります。
初期設定は黒になっています。(黒だと粗がよく分かります(汗))

メタル人魚さんの画像透過が上手くできていなかったのか、
謎の粉雪が降りました。それはそれでいい味が出た?
カエルを食べる鳥さんが個人的に可愛くできました。

快楽の園の仲間シリーズ。
丸いピンクの丸に入る人物たちが、異次元になってしまいました。

放浪者さんの顔面がえらいことになっとる!

なんとも言えない世界観。白い異次元に呑み込まれゆく怪物たち
と言った感じになりました。ピンクの丸い容器の人物の顔が
埋め込まれたようになった!カメラ目線でいらっしゃる・・・。

なんとなく気に入ったので、インク持ちのメタルバードさんだらけ。
絵画自体が立体的に塗られているので、いい感じに3Dに
なっているように見えます。

うわぁ、カオスだ・・・。
さり気に耳の怪物のナイフが、レターバードに突き刺さっています。ぐさっ。

 

まとめ

 色々と遊んでしまい、ボスさん本当にすみません(/ω\) 天国で怒らないでください・・・。
 クリックする場所や、ドラッグする強さによって動く向き、対象
物が変わり、慣れないうちにやると思い通りにならずに画面酔いしそうでした。怪物たちのゆらぎを見ていたら、眩暈が・・・。
 もちろんヒエロニムス・ボスの怪物ではなく、どんな画像でも2Dから3Dにあっという間に変わりますので、興味を持たれた方は「Donuts!」をやってみてください!^^ (できる作品はネタですが)

→ フリーソフト「Donuts!」を詳しく見てみる

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