バロック | メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-

バロック

絵画

蚤をとる人の絵画12点。民衆の生活に深く根差した、跳ねるペスト蔓延の暗躍者

現代の私達にとって、蚤(ノミ)は生活している中で頻繁に出くわすものではありません。ペットや外部から拾って増えてしまったとしても、駆除できる範囲内だと思います。 中世、近世のヨーロッパにおける蚤は、民衆の生活の一部であったと言っても過言ではな...
聖書

カナの婚礼の絵画13点。婚宴の場で水を葡萄酒に変えた、イエス・キリストの初奇跡

カナの婚礼(カナの婚宴)は、ヨハネの福音書に記されているイエス・キリストの最初の奇跡の物語です。 故郷ガリラヤのカナの地で、キリスト一行は婚礼の祝宴に招かれます。結婚するのは聖母マリアの姉妹の息子。マリアは忙しく準備を行います。宴も過ぎて来...
聖人

聖エラスムスの絵画14点。拷問に耐えたが、巻き取り棒で腸を出されて殉教した聖人

聖エラスムスは3~4世紀頃に生きたとされる、カトリックの聖人です。アンティオキアのエラスムスとも呼ばれ、生きながらに腸を巻き取られて殉教したとされています。 聖エラスムスはシリアのアンティオキアの司祭でした。彼はキリスト教を迫害しているロー...
絵画

西洋画家10人の本名はこちら!エル・グレコやボッティチェリ、ボスはあだ名だった

現代における芸能人や画家、エンターテイナーは芸名や通名を用い、本名を名乗らない者がおります。それは歴史上の画家も同様で、私達が現在普通に呼んでいる名が、実はあだ名という画家もいるのです。通名で呼ばれている画家はルネサンス時代が多く、その名の...
聖書

キリストの嘲笑の絵画15点。囚われの救世主は、民衆に野次られ攻撃されてしまう

「キリストの嘲笑」は、民衆たちによって嘲笑されるキリストを描いた作品を指します。 裏切者ユダによってキリストは逮捕され、懐疑の目を向ける民衆たちの前に晒られてしまいます。大司祭に「お前が神の子ならば奇跡を起こしてみせよ」と言われ、「嘘なんだ...
聖書

ヤコブとエサウの絵画15点。旧約聖書の双子の兄弟は、長子権が原因で仲違いする

エサウとヤコブは、旧約聖書の「創世記」に登場する双子の兄弟です。 父はイサク、母はリベカで、父は狩りを得意とするエサウを可愛がり、母は羊の世話をするヤコブを可愛がっていました。本当なら兄であるエサウが長子の権利を得るはずでしたが、エサウは空...
聖書

聖ヒエロニムスの絵画16点。聖書をラテン語に翻訳し、ライオンを助けた過激な聖人

聖ヒエロニムス(347年頃―420年)は聖職者と神学者であり、聖書をラテン語に翻訳しました。本名はエウセビウス・ソポロニウス・ヒエロニムス。 彼は現在クロアチアになっている地帯ダルマティアに生まれました。始めはキリスト教に興味がなく、古典を...
画家

2018年10月「ルーベンス展―バロックの誕生」の展覧会が東京にて開催される!

2018年10月16日(火)〜2019年1月20日(日)まで、東京の国立西洋美術館にて「ルーベンス展―バロックの誕生 展」が開催されます。近年では最大規模となるルーベンス展となりますので、大注目の展覧会です! まだまだ先のことで情報が公開さ...
絵画

スザンナと長老らの絵画13点。ダニエル書にある好色爺さんと節操ある女性の物語

スザンナと長老の物語は、旧約聖書のダニエル書に入っている短編の一つです。 ある日、ヘブライ人の美しい女性スザンナは人払いをして庭で水浴していました。しかし、二人の好色な長老がそれをのぞき見していたのです。そればかりではなく、スザンナが帰宅し...
歴史

フランシスコ・ザビエルの絵画13点。始めて日本でキリスト教を伝えた、有名な聖人

おそらくこの名を知らない人はいないのではないでしょうか。フランシスコ・ザビエル(1506-52)はカトリック教の宣教師であり、イエズス会の創設者の一人です。また、キリスト教を日本で始めて伝えました。 彼は現在の北スペイン辺りにあるナバラ王国...
近世・近代

テネブリスム(暗黒主義)の絵画13点。カラヴァッジョから始まる光と闇のコントラスト

テネブリスム(暗黒主義)は光と闇の強いコントラストを用いた絵画の様式です。 17世紀のバロック期において流行したスタイルで、暗闇の中に強い光源を当てた人物を配置したり、夜中にほのかな蝋燭の光を当てて人物を浮かび上がらせたりするのが特徴です。...