フランスのプロヴァンスにある「キャリエール・ド・ルミエール(光の採掘場)」は、採石場の跡地を利用してアートショーを行っています。その方法が、全方位のプロジェクションマッピングなのです。70ヶものプロジェクターを使用し、採石場の壁や天井、床に映し出される絵画の画像は大迫力で、見る人のほとんどは鳥肌が立つと言われています。過去にはヴァン・ゴッホ、モネ、ピカソ、マティス、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロ、シャガールなどの絵画が取り上げられました。
そして、2017年の今年はルネサンス時代のファンタスティックを代表する画家「ヒエロニムス・ボス(ボッシュ)」「ピーテル・ブリューゲル」「ジュゼッペ・アルチンボルド」の三名の絵画が映し出されるのです!
早速詳細を見ていきましょう!
イメージ画像。右側の人間があんなに小さい!
絵画の中に迷い込んだようですね。
どれだけ迫力のある絵画になるんだろう・・・。想像できない。
イベント期間は2017年3月4日から2018年1月7日までです。
採石場跡地にはリフトがあり、下がっていくと四方に映し出された作品と出会います。総面積は7000平方メートルで、200 m 以上にわたって広がっています。数多くの部屋があるので、移動しながら楽しむことができます。映像は約30分続き、快楽の園、聖アントニヌスの誘惑、乾草車、バベルの塔、農民の祭り、四季、ウェルトゥムヌスに扮するルドルフ2世など、彼等の作品をふんだんに使用しているそう。使用される絵画の画像は2000以上とか!
内部の音楽にもこだわりを見せ、絵画のテーマに合わせて作曲をしたサウンドトラックを流すそう。カルミナ・ブラーナ、ブリティッシュ・ロック、ムソルグスキーの曲、ヴィヴァルディの四季などがドッキングされていそうです。
また、三名の画家のプロジェクションマッピングの合間に、20世紀の映画監督であるジョルジュ・メリエスの6分間の上映があります。有名作品は「月世界旅行」。ダークコミカルな感じで、こちらも素敵な世界観。
→ ジョルジュ・メリエスについて知りたい方はこちら(wiki)
予約制で、通常料金は12ユーロ。学生、障がい者などは割引が効き、10ユーロになります。休みはありません。営業時間は季節によって変わるので、行く時期にチェックした方が良いかもしれません。チケットを見せれば駐車料金は無料になります。山間に位置するので冷え込む時もあるそうで、上着は持っていくのが無難そうです。
2015年のイベント。イタリアルネサンスの巨匠
レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロの三名。
映像が動いたり切り替わったりしているのが分かります。
古典的な風合いと音楽がマッチして美しいです。
2016年のイベント。マルク・シャガール。
間延びした独特の世界観と色彩が素敵。
今年フランスのプロヴァンスに旅行へ行くつもりの方は、ぜひ「キャリエール・ド・ルミエール」へ!行く予定のない方も弾丸旅行を!私もめちゃくちゃ行きたいです。たぶん、プロジェクションマッピングの真ん中に立ったら泣きます。軍資金集めなきゃ・・・。
(英語の翻訳が未熟な為、間違いがある場合ございます。誤りを指摘してくださると直ぐに変更させていただきます)
→ < 公式サイトはこちら(フランス語) >
【 コメント 】
>> 美術を愛する人様へ
はじめまして。
フランスへ行かれる予定はあるんですか!
でも、気軽には立ち寄れる場所ではないし、本格的に時間を空けて計画しないと、難しいですよね…。
行かれる機会があるといいですね^^
今年は展覧会が多くて私も難しいかもしれませんが、まだ期間はあるのでじっくり考えます。
行ったらぜひ感想をお伝えしたいです!
はじめまして。
ボスもブリューゲルも大好きです。
期間内にフランスへは行く予定あるので、できましたら行きたいとは思っておりますが、中々難しい状況です。
行かれましたら感想お待ちしてます。