新約聖書 | ページ 2 | メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-

新約聖書

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マグダラのマリアの悔悛の絵画13点。己の罪を反省する聖女を描いた、人気の主題

マグダラのマリアは自らの罪を悔い改め、キリストに付き従った聖女です。 キリストが磔刑され、三日後に復活して天へと昇った後、彼女は兄のラザロと姉のマルタと一緒にフランスのマルセイユへと渡りました。そこで布教活動を行い、晩年には洞窟で隠遁生活を...
新約聖書

使徒ヨハネの絵画14点。十二使徒であり福音書記ともされる、キリストの愛弟子

使徒ヨハネは新約聖に登場するキリストの弟子です。十二使徒の一人であり、洗礼者ヨハネと区別する為に「使徒」や「福音記者」などの肩書きを付けています。 彼は兄のヤコブと一緒にガラリヤで漁師を営んでいましたが、キリストと出会って弟子となりました。...
新約聖書

マグダラのマリアの絵画13点。罪を悔悛しイエス・キリストと共に歩んだ愛深き聖女

マグダラのマリアは新約聖書に登場する、キリストに付きそう聖女です。聖母マリアと混同を避ける為、出身地を前に冠してマグダラのマリアと呼んでいます。 一説にはキリストの友であるラザロとマルタの姉妹とされています。富と美貌によって快楽に溺れ、「罪...
中世・ルネサンス

キリストの五つの傷 (聖痕) の絵画14点。救済の概念を絞りすぎてシュールな姿に

中世時代において、宗教画は「リアルであってはならない」ものでした。 現世に生きる私達が、神聖なるキリストや神、聖人達を表現できる訳がない、聖なる存在を現実的に描くのは冒涜的である、という理由からです。それ故、中世の作品は象徴性が重視され、ヘ...
新約聖書

キリストの十字架降下の絵画13点。救世主の死に嘆き悲しむ二人のマリアと信者達

キリストの十字架降下は、磔刑されたキリストを降ろし、悲しんでいる主題の事を指します。 アリマタヤの町にヨセフという人がいました。彼はキリストの遺体を引き取らせて欲しい、とローマ帝国の総督ピラトに頼んだのです。その他の正しい人達もキリストの為...
新約聖書

キリストの磔刑の絵画13点。十字架に釘で磔にされ、処刑される悲痛なる救世主の姿

キリストの磔刑は、救世主イエスが磔にされて処刑されてしまう場面を表したものであり、キリスト教の中で一番重要なシーンと言えます。 イスカリオテのユダに裏切られ、ユダヤ教の司祭達に捕らえられてしまったキリスト。一方的に裁判に掛けられ、死罪判決と...
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イスカリオテのユダの絵画14点。キリストを銀貨30枚で売った裏切者の悲しき人生

イスカリオテのユダはキリストを銀貨で売ったとされる、キリスト教最大の裏切者と知られている者です。他にもユダと言う名の者がいる為、出身地カリオテからとって「イスカリオテのユダ」と呼ばれています。 「マタイの福音書」によると、ユダは十二使徒の一...
新約聖書

聖カタリナの神秘の結婚の絵画13点。聖母に導かれ、イエス・キリストと結婚した聖女

アレクサンドリアの聖カタリナは(287-305年)は「十四救難聖人」に数えられ、イエス・キリストと結婚した聖女とされています。 アルメニア王の娘として生を受けた彼女は、周囲の者から結婚して欲しいと催促されても頑なに拒否していました。カタリナ...
新約聖書

よきサマリア人の絵画13点。永遠の命や隣人愛とは何かを問う、キリスト教のたとえ

「よきサマリア人のたとえ」は新約聖書のルカの福音書に記されている、キリストが語った永遠の命や隣人愛に関するたとえ話です。 ある日の事。律法学者はキリストを試してみようと、「何をしたら永遠の命が得られるのですか?」と問い掛けました。それに対し...
新約聖書

キリストの嘲笑の絵画15点。囚われの救世主は、民衆に野次られ攻撃されてしまう

「キリストの嘲笑」は、民衆たちによって嘲笑されるキリストを描いた作品を指します。 裏切者ユダによってキリストは逮捕され、懐疑の目を向ける民衆たちの前に晒られてしまいます。大司祭に「お前が神の子ならば奇跡を起こしてみせよ」と言われ、「嘘なんだ...
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使徒トマスの疑いの絵画15点。キリストの復活が信じられず、傷口に指を入れてしまう

「疑い深いトマス」という主題は、本当にキリストが復活したかどうかを疑った使徒トマスが、手や脇腹の傷を見て触ったことで信用した物語です。 ゴルゴダの丘にて磔刑されて三日後、キリストは墓石の中より復活を果たしました。マグダラのマリアや女性たち、...
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ヘロデ王の一族の絵画13点。キリストやヨハネ、パウロに関わる残虐なユダヤの王

ヘロデ大王(紀元前73年頃-紀元前4年)はローマ時代にユダヤ地区を統治した王です。 ハスモン朝の王子の側近にアンティパトロスという武将がおり、ヘロデの父親でした。彼はローマの権力者ユリウス・カエサルの信用を得て、カエサルの死後は元老院派に歩...
中世・ルネサンス

キリストの洗礼の中世挿絵13点。暗黒時代のイエスの洗礼作品は個性的だった

キリストの洗礼は、イエスがヨルダン川でヨハネから洗礼を受けたという新約聖書の物語です。 洗礼は古代イスラエルの時代より続いており、当時の洗礼方法は全身を川に浸すという浸礼(しんれい)を行っていました。中世西洋ではこの物語を「川に浸るキリスト...
新約聖書

キリストの洗礼の絵画15点。救世主イエスはヨハネから洗礼を受け、神の声を聞く

キリストが30歳になった時、ヨルダン川のほとりに預言者が現れたという噂が立ちました。その預言者は人々に「神の国は近付いている、準備しなさい」と告げ、洗礼を授けているそうです。 キリストは出番が近付いていることを悟り、川へと向かいました。預言...
新約聖書

キリストの誘惑 (荒野の誘惑) の絵画15点。救世主は悪魔サタンの甘言を拒否する

キリストの誘惑(荒野の誘惑)は、イエス・キリストが悪魔の誘惑を退けた新約聖書のエピソードです。 ヨルダン川でヨハネから洗礼を受けた後、キリストは聖霊によって40日間荒野に送られました。その間何も口にすることはなく、救世主は酷く飢えていました...
新約聖書

商人を打ち倒すキリストの絵画15点。神殿内で鞭を振り、動物や金を蹴散らし大暴れ

常に冷静で温厚なキリストだってブチ切れる時はあります。新約聖書において、キリストが大暴れする衝撃的なお話があるのです。 キリストと弟子たちはイスラエルへ行った際、「過ぎ越し祭」が賑やかに行われていました。祈りを捧げる神殿内も人でごった返して...
新約聖書

エジプトへの逃避行の絵画15点。聖母マリアは夫とキリストを連れ、故郷から逃げる

エジプトへの逃避行はマタイの福音書にある、新約聖書の物語の一つです。 ある日、ヘロデ王はユダヤの新王がベツレヘムにて誕生したことを予言で知ります。玉座を死守したいヘロデ王は、新王となる者を殺そうと、町に住む二歳以下の全ての幼児を殺すよう命じ...
展覧会

「キリスト教の祈りの芸術展」が西南学院大学博物館で開催!写本と聖画の展覧会

2017年11月13日~2018年1月29日まで、福岡県の西南学院大学博物館で、「キリスト教の祈りと芸術 ―装飾写本から聖画像まで-」という展覧会が行われます! 「祈り」を主軸にした芸術を通して、キリスト教信仰の歴史を学んでいくという流れと...
新約聖書

新約聖書の幼児虐殺の絵画14点。救世主の到来を恐れたヘロデ王は暴挙に走る

幼児虐殺は新約聖書の物語の一つです。英語ではMassacre of the Innocents(罪なき者の虐殺)と言います。 マタイの福音書によれば、ユダヤのヘロデ王は東方の賢者たちから新しいユダヤの王が生まれたことを知ります。彼は地位が奪...
新約聖書

ラザロの復活の絵画14点。キリストの奇跡によって死後4日目に蘇生する聖人

ラザロは死を迎えたものの、キリストによって復活した聖人です。 「ヨハネによる福音書」によれば、ある日キリスト一行は友人であるラザロが病気であるという知らせを受けます。彼等は急いで駆けつけたものの、既に手遅れとなり、死後4日が経っていることを...